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あーあ、結局「新京成線」は「京成松戸線」になっちまうんだ 残念至極 遺憾千万 25年4月に京成と新京成が合併

 
京成電鉄と新京成電鉄は2024年6月25日、両社の鉄道事業の合併が国土交通省に認可されたことを発表。
2025年4月1日から新京成線を「京成松戸線」として営業することを明らかにしました。

今回の合併は新京成電鉄を消滅会社とする吸収合併。
2025年4月1日をもって新京成は解散。
鉄道連隊試験線の払い下げからはじまった79年にもおよぶ長い歴史に幕を下ろすことになります。

なんてことをしてくれるんだ。

いまにも潰れそうな路線を救済するような合併なのであれば、京成カラーに染め直すことでマイナスイメージを払拭するメリットはあると思うが、新京成は堅実に独自の文化を育みながらこれまで歩んできたのに、それをあっさり踏みにじるとは。

結局何もわかってないじゃないか。
 
京成電鉄は、「合併に伴う運賃や料金、ダイヤの変更はない」としていますが、車両については大きく変化する模様。

逆だよ。
料金は京成の体系に統一で乗り継ぎを安くしてもらったほうがいい。経営合理化が目的ならそっちはいいから他の部分を残してもらいたかった。

2025年4月1日以降、新京成の車両は順次、京成の車両デザインに変更され、新京成のコーポレートカラー「ジェントルピンク」を基調にした車両デザインは見納めとなる見込み。
また、新京成の社員が着用していた制服と作業着は、2025年4月1日付けで京成の制服・作業着に切り替えとなるそうです。

でもそういうことをするとずいぶん経費がかかるのではないですかね~。本当に経営合理化が目的だったのでしょうか?

せっかく確保した駅ナンバリングのSLまでもKSに変えてしまうとのこと。
完全に新京成らしさは失われるようです。

つまんねえ。

合併後、京成電鉄の営業路線は26.5km増え、成田スカイアクセスを含めた路線延長は計178.8km(営業キロ)となる。

単なる京成の一路線に成り下がるのである。

「見るに忍びない」とはまさにこのことだ。

近年は東葉高速線ユーザーなワタクシですが、可能なときは津田沼経由で新京成に乗ったりしてました。
そうすれば新京成CiAOももらえますし。
でもそれも25年3月までだな。
 
 
2024年7月24日追記:
 
ちょっと時間を置いて落ち着いてみると、致し方ない気もしてきました。

諦めが肝心。 よく言ったものです。

もともと京成の子会社として発足して、当初は森と畑しかない台地を走らせるリスクを負っていたわけで、京成の持ち出し資金がなかったら始まらなかったわけですし、その後は京成が苦境に立たされたり北総線のほうに注力してきたことでここまで生き長らえただけで、いつかは吸収されるのは規定路線だったことを考えると、よくここまで続いたなと思いました。
昭和のうちに吸収されてたらもっとつまらなかったわけですので、十分楽しませていだだけたかな、と思います。

新京成もかつての収益は期待できなくなっていますので、今後は儲かっている京成の一部として輝き続けてもらえれば、と思います。

きたならぱぱ:

View Comments (2)

  • 御無沙汰しております。きたならパパ様、御元気でしょうか? 辛さと悔しさ、不信感に耐えながら、記事を書いて下さり、感謝に堪えません。今回の合併の意図が、よく判りません。新京成カラーを消し去るのが、目的かな?
    でも何故、新京成カラーを、多額の経費を投資してでも、消し去る必要が、あるのでしょうか? 経営合理化は、表向きの理由で、儲かっている新京成への、京成電鉄の対抗心や嫉妬が、本当の理由でしょうか? ただ、悲しい!!

    • 元新京成沿線住民さん、こんにちは。
      ちょっと時間を置いて落ち着いてみると、致し方ない気もしてきました。
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