大変だぁ!! ツバメの巣がぁぁ!!!
99/06/10
魔の1日でした。
今朝6:30頃、起きて雨戸を開けると、車のボンネットの上などに、いつになく鳥の羽などがちらかっているのでふと巣を見あげると・・・なんか巣が小さい。
で、下を見ると、
あぁぁぁぁぁぁぁぁっ、雛が落ちてるぅ。(゚○゚;)
あわてて拾い上げてみると・・・よかった生きてる。(-.-)ホッ
でも落ちていたのは2羽でした。あれ、3羽じゃなかったっけ?
見間違いだったかなぁ??
・・・はじめて触りました。
体長5cmぐらいの灰色の子ツバメは、まだほとんど動けず、小刻みに体を震わせたりときどき首をもたげたりする程度です。 |
静止画(320x240)
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動画(352x240, 45Kbps)
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で、巣に戻してあげようとトライしてみましたが、どうやら巣が壊れてしまったようで、2羽の雛を置くスペースがなくなっています。
1羽なら置けるのですが、また落ちそうで見るからに怖い。
でも早く戻してあげないと親ツバメがあきらめていなくなってしまう・・・。
そしたらこの子ツバメたちはどうなる・・・早く何とかしなくちゃ。(・・;)
緊急事態発生!!ってことで嫁さんをたたき起こして、2人でない知恵を絞って考えた結果、
1.細長い弁当箱をアルミサッシの上に置き両面テープで留め、
2.その中に新聞紙を敷き、
3.さらに新聞紙を細く切ってぐしゃっと縮れさせ、柔らかくして敷きつめ、
4.雛たちをその中に入れる。
という処置を施しました。
元の巣から50cmほど下がったところになってしまいますが、ここなら親ツバメも気づいてくれるでしょう。でも一度巣から落ちてしまった雛は親は見捨ててしまう、とかいう話を聞いたりもしますし、得体の知れない物体に入れられた子ツバメたちに近づいてくれないかも知れないし、軒下すれすれの巣とは違うので外敵に襲われてしまうかもしれない・・・
もともとの巣が壊れたのも、もしかして外敵の襲来だったりして・・
どうなる、か弱き子ツバメたち・・
でもそれ以上良い案が浮かばないまま、後ろ髪を引かれつつ出勤の途につきました。あとは、嫁さんに動物園とか動物病院などに電話してもらってアドバイスを受けることにしましたがどうなることやら。 |
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嫁さんが動物園に問い合わせてみたところ、やはり元の巣に戻せればいいんですが、今回のように戻せないときは難しいみたいです。親ツバメが巣だと思ってくれればいいらしいんですが。段ボールやガムテープなどの似たような色合いのもので巣を修復してそこに雛を戻してあげるといいようです。
しかし・・・
その後、最悪の事態が待っていました。
雛を親ツバメの目に付くところに置いて会社に行ったその日のうちに悲劇は起こりました。会社に嫁さんから電話がかかってきました。
その時、窓の上の方で「ばん!!」と音がしたので、はっと嫁さんが振り向くと、そこにはくちばしに灰色の物体をくわえた黒い大きな鳥が。カラスです。雛たちはカラスに連れ去られてしまいました。(T_T)(ToT)(T0T)
その「ばん!!」の話を聞いて思い出したことがありました。
自分も雛が落ちた2日前の明け方にも雨戸に「ばん!」と物が当たったような音を聞いていたのです。なんだ?と雨戸を開けてみましたが何もなく、そのときは親ツバメがぶつかったのかな、ぐらいに思っていたのですが、今思えばあれもカラスかも。そして巣が壊れたのも実はカラスの仕業じゃなかったのかと。
・・・くやしいです。せっかく助けて親の元へ戻してあげようとしていたのに、いともあっさり餌にされてしまうなんて。やり場のない怒りと残念感、虚脱感でいっぱいで仕事もどこか上の空でレス書きにも気合いが入らなくなりました。
カラスのヤロー、許せん!! もしそこにライフルがあったら撃ち落としてやる!!・・・でもなぁ、カラスだって生きるために必死なわけだし、それが自然の摂理なわけだし、俺だってケンタッキーのフライドチキンや、マクドのチキンマックナゲットだって喰うわけだし、自分のこと棚に上げて人のこと、じゃなくってカラスのこと言えないわけだし、でも巣作りから始まったツバメとのつきあいも長いわけだし、嫁さんも娘たちも喜んでたわけだし、俺なんか雛に触れたりしてすっかり情が移ってたわけだし、嫁さんだって目の前で雛を持って行かれてまるで自分の子をさらわれたみたいで超ショックだって言ってたわけだし、やっぱり許せん!!でもしかたないよなぁ。
一番つらいのは親ツバメのはず。めげずにまた巣作りして元気な子ツバメを育ててくれと願うばかりです。 |
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やっぱり引きずってしまう。(/_;)
99/06/11
だって、壊れて廃墟と化したツバメの巣が、いまだに家の壁にそのまま残っていますから・・・それを見る度に・・・(/_;)
あそこからときどき雛の黄色いくちばしが見え隠れしていたのにぃ。(ToT)
平和なツバメたちの営みを踏みにじったカラスはやっぱり許せないです。車の左サイドをいっつも糞で汚されながら見守ってましたので、愛着もひとしおでしたから。(^^;)
でも子供たちには自然の摂理を学ぶ上で貴重な経験になったのかな、と思いました。そのことで少しでも雛の受難が報われると思えば。でももうけろっとしてるかも。(^^;) まだ4歳と2歳ですからね、その瞬間を見たわけでもないし、今ひとつ実感がないのかも知れません。
でもいなくなっちゃったことに関してはちょっと寂しそう、かな。 |
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カラス・・・
カラスってもともとなぁんとなくイヤなイメージがあったのですが、このことですっかり嫌いになってしまいました。
人にはなつかないくせに平気で人のすぐそばまで餌を取りに来る。中にはなわばりの中を通っただけの人を襲うカラスもいるそうですね。
ゴミ捨て場でゴミ袋を破かれて散乱しているゴミを見るのも、気分のいいもんじゃないですしね。
ツバメは民家付近の虫を食べてくれる益鳥ですけれど、カラスってやっぱり害鳥なんですよね。もっとも益鳥、害鳥なんていうのも人間の都合に過ぎないんでしょうけど。
カラスは羽ばたいたまま静止するような飛び方ができないので、そういう飛び方をしない限り襲えないような位置に、巣を載せる棚みたいなものを作ってあげると良いと聞きました。
今回の事件でもうツバメたちが来なくなるとしたら・・・
それはとても残念ですがしかたないですね。(;_;)
もし来年も来るようなら、そのときは小鳥しか通れないような囲いを作ってあげようかと思っています。 |
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99/09/某日
親ツバメが巣のあたりを何度か飛び回っていました。
これから暖かいところへ移動するのでしょうか、なんだか名残惜しそうにしているように感じられました。 |
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つづく
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・・・・・かなぁ |
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