坪井の森と桑納川の記憶
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木戸川、2020春
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木戸川にキジ、あらわるあらわる~
大穴川合流
木戸川の最初の合流ポイントが大穴川との合流になります。
この合流点、かつては大穴川の橋のほうから川べりのコンクリートの上をバランスを取りながら歩くなど強気で入り込んでいかないと見ることができませんでした。
いま見るとバランスを取るほど細いコンクリートではないなぁと思いますが、当時は葦やすすきなどの長い草がはみ出しているところをかき分けながら進んだわけです。
しかし現在は遊歩道から簡単に見ることができるようになりました。
しかも見やすくなっただけではなく、川底に石が敷かれ飛び石が置かれ、遊歩道から降りられる階段も用意され、水辺まで降りていって遊べるようになりました。
船橋市の整備計画によると、さらに植樹などをおこない、親水ゾーンとして川と触れあえるエリアにするようです。
前の記事・特集:木戸川 ② さくら公園~あさひ橋にて子供たちが川に入っている写真を載せましたが、まさにこの計画の意図どおりに宅地ゾーンとして利用されているなぁと感心しました。
合流点付近がまだ造成中だった頃。
遊歩道の歩道橋がかかる前。
歩道橋がかかった。
現在の合流点の様子。
大穴川を合わせ、だいぶ水嵩が増した木戸川。
こわな橋
そこから200mほどですぐにこわな橋にたどり着きます。
この橋も長いこと工事していました。
工事前の様子。
完成後。
こわな橋下流側工事中。
こわな橋完成直後。
そして立派な橋がかかりましたが、橋の向こうは細い道しかないのが難点です。
松が丘バス通りまでは幅員8mほどの立派な道がつながっているのでなおさらギャップを感じてしまいます。
嗚呼 海七勇士 殉難の碑
ちなみにその細い道に出ると、近くに「嗚呼 海七勇士 殉難の碑」があります。
太平洋戦争の最中にこの地に墜落した兵士を奉ったものです。
こわな橋を過ぎます。
犬も喜んでいる気がする。
このあたりまでくると、だいぶ魚や海老などが生息しやすい環境になってきているようです。
ぱっと見はわかりませんが、よく見ると
いたいた。
こんな感じでこの写真の中に5~6匹います。
冬には白鷺が飛来してきて、長いくちばしを川底に突っ込んで何かついばんでいる姿も見かけるようになりました。
鎌田橋(かまだはし)
やがて右側に「古和釜恵みの里」という特別養護老人ホームが見えてくると、遊歩道がアスファルト舗装されたエリアにさしかかります。
船橋市の整備計画によると、このあたりをメインの親水エリア、レクリエーションゾーンとして考えているようです。
南側法面にはコンクリート舗装された階段ができていて、川面まで降りて眺められるようになっています。
今年3月にはまだ造成中でした。
5月にここで川を眺めていたら、体長10~20cmくらいの魚が3~4匹つるんですーっと上流へと泳いで行きました。
予期してなかったので撮影できず。
工事して数年でここまで回復する自然治癒力に驚きました。
これが今の木戸川です。
老人ホームを過ぎ、こわな橋からみて500mほどのところに次の橋、鎌田橋があります。
「かまだ」と読むんですね。
踊るの室井さんの方言じゃん!(^^;
橋のたもとには東屋が作られ、夏には日差しを避けながらのんびり風を感じることができます。
東屋の少し先までがアスファルト舗装になっています。
このあたりは早くから護岸工事して今の景観に近い状態に変わっていたので、昔の景観があまりよく思い出せません。
橋も平成23年には架けかえられています。
架けかえ前は車でたま~に通るくらいでしたし。
三咲川合流
鎌田橋を過ぎて500mほど進むと、2番目の合流ポイント、三咲川との合流点にさしかかります。
この合流にも工事の手が入り、川面まで降りて眺めたり、川に入って遊べるように川底の石が固められたりしてはいますが、三咲川のほうが手付かずでどぶ川の様相を残したまま。
水質は悪くないのかも知れないけど、印象が良くない。
また、対岸はほとんど整備されておらず、水が溜まりやすくぬかるんでいるので、今のところここで川に入る人は見かけないです。
といったところで三咲川との合流点を後にします。
あと100mほどで古和釜橋です。
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コメント
お疲れ様です。日々更新を楽しみにしております。
過去と現在を比べて楽しめるのがすごい!きたならぱぱさんの演出力に脱帽です。
しかもこの木戸川に早くから着眼していたきたならぱぱさんのセンスがすごい!
このブログは船橋市のHPにリンクしていいんではないでしょうか!?市民に見てほしいです。しかし、船橋市の整備計画、知りませんでした!ああいったヴィジョンがあるんですね。人工的にせよ、素敵な疑似自然風景とでもいうんでしょうか?早く完成風景もみたいです。個人的には大穴川の歩道橋がかかった辺りの整備にこれからも期待したいです。(まだ整備をすすめるのかな?)子供が自然を学び、遊べるエリアなんてすてきじゃないですか。あの辺は周りに樹木が多いですがカブトムシはいるんですかね?かつての坪井のエリアのように夏に子供が虫や水生昆虫、カエルやザリガニを採集している光景が見れたらいいなぁ。。造成中の頃の木戸川はあまり気にもしていませんでしたがこれだけ変貌しているなんて知りませんでした。ワンちゃんもとてもいい顔してますねw確かに犬の散歩にはとてもいい遊歩道ですね。
三咲川合流エリア、個人的にはとても好きなんですが、三咲川の整備が整ったらさらに素敵になるのかな。。対岸のぬかるんだ水路だかなんだかわからないような場所、昔の坪井っぽくて好きです(笑)。自分が知ってる頃の坪井エリアは見渡す限りあんな感じの湿地帯でしたので(きたならぱぱさんの時代は水田があったようですが)、未だにどこでもああいったぬかるみに水が溜まっている風景を見ると子供の頃遊んだ坪井エリアを思い出します。続編に期待しています!次は古和釜橋ですね!
きょうこうさん、こんにちは。
お褒めいただきありがとうございます!
早くから着眼、というより、単に手近だったんですね。
あさひ橋なら徒歩5分くらいです。
ちょうど10年前ごろはスマホ前夜でカメラ性能が上がってきたガラケーやデジカメの撮影対象として木戸川をたまたま撮っていた感じです。
こんなに生まれ変わる未来なんてまったく想像していませんでした。
あ、そういえば会社にハイビジョンハンディカムが備品として入った時に週末ちょっと拝借して木戸川に出たことをこれ書いていて急に思い出しました。
あれどこ行ったかな?…すすきがきらきらとなびいてるのを撮ったのは覚えていますが川はどうかなぁ。
そっか、ぬかるみの印象が強いんですね。
ワタクシの頃はぬかるみも多々あったけど水田や生きた森もあったし、今の木戸川はなんとなく桑納川の源流付近と重なるので、余計に幸せに感じます。
カブトムシはたぶんいなそうです。
ま、ほとんど探してないですけど。
もう少し森が深くてくぬぎの木が多くないとだめかも。でも近くの松が丘市民の森でコクワガタを捕まえたことはありました。
いよいよ感動のクライマックスに向け、④作成中です。しばしお待ちを。