特集:木戸川 番外編 暗渠が続く大穴川① 合流以降

 

大穴川は木戸川に合流する手前の700~800mほどが地上に出ていますが、それより上流は暗渠が続く川です。

木戸川との合流地点から遡ってみます。

高齢者住宅さくらの郷の南側から名前のない橋をくぐり、ハシゴ式開渠が大穴中学校の坂の北側に沿って進みます。

川の北側は駐車場や畑、公園などが並びます。

奥まで見に行っても木が生い茂り、あまりよく見えない状況です。

大穴緑公園と大穴さくら苑の間に空き地らしきスペースがあり、その奥を見るとハシゴ式開渠が確認できます。

大穴川は多少の蛇行はあるもののほぼ直進して、大穴さくら苑、さらには大穴新谷津公園の南側を抜けてバス通りにさしかかります。

大穴新谷津公園の金網越しに川を覗いた様子です。


バス通りからみた様子。

ハシゴ式開渠はここまでで、このバス通りをくぐると暗渠がはじまります。


しばらくは大きなどぶ板が続きます。

どぶ板が道路の半分を占め、縁石が邪魔するので車は通れなくなります。

自転車は通れますが、どぶ板のほうを歩行者が歩いて欲しいようです。
どぶ板側にポールなどの障害物が設置されています。

50mほどですぐに大穴中央公園にさしかかります。

大穴中央公園の南側を過ぎると、道路とどぶ板はガードレールで仕切られます。
なぜ仕切るかと言うと。

道路とどぶ板に段差が生じるからです。
もし車で入って行ったら腹を擦ってしまいますからね。

まぁそれ以前に縁石もありますけど。

それに左の坂から自転車で降りてきたら、段差に気づかず下に落ちて怪我しそうだし。

ガードレールが終わるところで、左の道はいったん狭くなります。その先は縁石がどぶ板の上に並びはじめます。とともに右のほうから車がすれ違える幅の道が近接してきます。

右の近接道路は、どぶ板がある道より一段低く、階段で降りる状況です。
川より低いのかな?という不思議な状況になります。


階段を降りてみます。


「大雨時道路冠水注意」の看板が。


道路の向かい側にある「すみらんど光ヶ丘会館」には土嚢を乗せた水切り板が設置されていました。


いままさに梅雨のまっただ中です。
九州では球磨川が決壊し多大な被害が生じています。
ここもたびたび被害が出ているのでしょう。

さて、どぶ板に戻ってさらに遡っていきます。
どぶ板の上にはみ出していた縁石が左の道に戻ると、左の道の傾斜が強くなっていきます。

傾斜が強い状態はしばらく続き、どぶ板とは少し離れていきます。離れた狭間は斜面になって草花が生い茂り、どぶ板側はしれっと近接してきた道の歩道の体に成り代わります。

そのまま進むかと思いきや、右にカーブしたあたりから急速にどぶの幅が狭くなっていきます。

人と人がすれ違えるかどうか、という狭さ。

そして左にカーブするあたりから急速に幅が回復し、右の道との高さの差も縮小されていきます。

幅が回復すると、どぶ板の大きさはずいぶんゆったりしたものになります。

このカーブの途中、すすきヶ丘自治会館の手前で、左側の斜面の上の道は左に折れて完全に離れ、右の道の歩道として進みます。

これで落ち着いたかと思ったのもつかの間、変形交差点にさしかかったところで忽然とどぶ板が消えてなくなってしまいます。

見回すと、直進方向の側溝がやや幅広なのでそっちかな、と思うのですが、あとで調べてみると実はそっちは支流で、本流は右の道になると思われます。

最初に来たときは疑いなくまっすぐ進みました。

幅広の側溝を頼りに直進すると、やがて大穴小学校の裏を通ります。

が、そこからは道幅が狭くなり一方通行になります。狭い道幅に比べ、側溝が両側ともに大きいので、川のイメージが残りますが、傾斜がかなり緩やかな道で、かつての川の規模も小さかったのだろうと想像できます。

そんなことを考えながら進んでいると、道幅そのまま大穴中央商店会のほうまで出てしまいます。

商店街の先は5差路で正面は平坦な畑です。見回しても左に戻る方向の道だけ上り坂で、あとはほぼ平坦。
川があったとは考えられないロケーションでした。

商店街までは川っぽい緩やかな傾斜が続いていたのですが、これで合ってたのかよくわからなくなってしまいました。

ということで、はっきりしたのはどぶ板が消滅した変形十字路まで。

この日は退散して、地図などよく見てからまた来ることにしました。

 

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