玉川旅館が閉館

6月1日の広報ふなばしで玉川旅館の閉館が報じられています。

「いつか」「そのうち」泊まってみたいね、と話していた旅館でしたが、叶わぬ夢となってしまいました。

かつては遠浅の海辺の風情ある旅館で料亭の味を楽しみながら、ゆったりとした時を過ごせた場所だったのでしょう。

舟橋は東京湾のいちばん奥、豊富な海の幸が江戸幕府の御用達となっていた、そんな場所でしたから。

しかし、時代が進むにつれ海は埋め立てられ、周囲は漁村からオフィス街や住宅地へと様変わりしていきます。

それでも玉川旅館の一角だけは落ち着いた風情を保ちながら、営業を続けていました。

ワタクシも、娘の夏休みの宿題で10年ほど前に訪れ、建物の佇まいを目の当たりにして感動を覚えており、4年前に記事にしてます。

そっか、船橋市内で唯一の、本当の温泉だった。

平成20年に国の登録有形文化財に指定されたときにも話題となりましたので、ずっと残り続けるものだと思っていました。

でも年内には取り壊されるとのこと。
有形文化財って言っても、あんまり効力のないものなんですね。

残念です。

コメント

  1. 元新京成沿線住民 より:

    玉川旅館が閉館?あまりのショックの為、言葉を失いました!!太宰治ゆかりの重要文化財が!!!1941年建造なので、空襲にも耐えたのに、あんまりです。せめて、現代の建築技術で、保存できないのでしょうか? ツライ!あまりにもツライ!あまりの辛さの為、筆が進みません……。

    • きたならぱぱ より:

      元新京成沿線住民さん、こんにちは。

      ですよね~。
      ワタクシも国の文化財に指定されていると聞いた時点で、未来永劫残るものだと思っていましたので、そんなあっさりなくなっちゃうんだ~、と言葉を失いました。
      予告なく、もうすでに閉館している、というのも残念でなりません。
      有形文化財、ってなんなんだろ。
      日本国にとって歴史上または芸術上価値の高いものだそうです。
      価値が高いと思うんなら簡単に壊すな!、と言いたい。

  2. 帰ってきた船橋市民 より:

    昼間スティ食事付き 温泉つきで1万円くらいだった時期があり
    いつかは優雅にと思っていたら終わっちゃって残念です。

    いきなり取り壊して高層マンションになっちゃったら嫌ですねぇ。

    温泉と言えば、きたならからちょっと離れてしまいますが新高根5丁目にある老人ホームが、昔そこで湧いていた(動力掘削でしょうが)温泉(もしくはラドン鉱泉)を再利用して 準温泉付きホームとして営業していますね。
    昔は温泉として営業していたらしいです。

    • きたならぱぱ より:

      新高根にラドン温泉、ありましたね。
      子供の頃、連れて行ってもらったと思うんですが、もはや忘却の彼方です。
      子供にとってはただの銭湯だったかも。

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